新型コロナウイルス感染症のみなし入院における給付対象変更のお知らせ
この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。
9月26日から全国で始まる新型コロナウイルス感染症の「全数把握見直し」
医療機関の負担が大きいことなどから、今までは12項目あった「HER-SIS(ハーシス)」の
入力対象が65歳以上の人や重症化リスクの高い人等に限定される事となりました。
これに伴い、みなし入院の給付要件が変更となる保険会社がございますので、
弊社取り扱いの生命保険会社の給付要件を下記にまとめさせていただきました。
経緯についてのご説明
元来、生命保険会社における医療保険約款で「入院」とは、「医師による治療が必要であり、かつ自宅等での治療が困難なため、病院または診療所に入り常に医師の管理下において治療に専念することをいいます。」と定められております。
しかしながら、2020年1月より新型コロナウイルス感染症が猛威を奮い、入院が必要であるにもかかわらず、医療機関の病床ひっ迫等の事情により入院をすることができない状況が発生しました。
2020年4月10日付で金融庁より生命保険協会等に対して「新型コロナウイルス感染症に関する保険約款の適用等について」が発出され、保険約款の文言には形式的には該当しないものの、お客さま保護の観点から、病院または診療所において常に医師の管理下において治療に専念していたものとみなして、入院給付金を支払対象とする特別取扱を開始した生命保険会社が多くございました。
2022年9月1日付で金融庁より『いわゆる「みなし入院」による入院給付金支払対象等について』の要請があった事に加えて、今回実施される事となった全数把握の見直しにより、新型コロナウイルス感染症にかかる発生届の範囲が重症化リスクの高い方に限定することが決定された事から、軽症の方や無症状であるが陽性の方等については、感染症法上の「健康観察」(健康状態を確認する)の対象から外れるため、保険約款上の「入院」の要件である、「常に医師の管理下において治療に専念すること」には該当しない事となり、今回の入院給付対象変更となりました。
みなし入院の給付対象者について
左が2022年9月25日まで、右が2022年9月26日以降の対象者です。
保険金には請求時効がございますので、原則、入院した日から3年以内にご請求を行って頂きますよう、お願い致します。
東京海上日動あんしん生命
オリックス生命
メットライフ生命
さいごに
給付要件、及び必要書類については上記の通りです。
保険会社によって若干、必要書類が異なっておりますので、これからご請求されるお客様につきましては、
ご注意頂きますようお願い申し上げます。
現在ご契約中のお客様につきましては、弊社営業担当までご連絡頂きましたら、
給付要件、申請方法等ご説明させていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。